赤帽で見積もりを取る方法を徹底解説
- Kaori Fujita
- 5月2日
- 読了時間: 7分
「赤帽（あかぼう）」は、引っ越しや緊急の配送、小口輸送などが低価格で人気の運送ネットワークです。特に個人の引っ越しや単身赴任、家具1点だけ運びたい場合など、他社よりも柔軟かつリーズナブルに利用できるのが魅力です。
この記事では、赤帽で見積もりを取る方法を初心者にもわかりやすく解説します。また、見積もりの前に確認しておきたい注意点や、費用を安く抑えるコツについても紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
1. 赤帽の見積もりが他社と違うワケ
赤帽の見積もりは、大手の引っ越し業者や宅配会社と大きく異なる点があります。最大の違いは、「個人ドライバー単位」で運営されているという点です。
赤帽は全国に約7,000名以上の個人事業主ドライバーが加盟しており、それぞれが独立採算で運送サービスを提供しています。そのため、料金設定や対応エリア、オプションサービスの内容も業者ごとに異なるのが特徴です。
また、大手業者のようにWeb上で一律の料金シミュレーションをすることができず、多くの場合は電話やメールでのやり取りを通して、ドライバーごとに直接見積もりを取る必要があります。これにより、「細かいニーズに応えてくれる」「交渉次第で柔軟な対応ができる」といったメリットがある一方で、依頼者側にも一定の下調べと情報提供が求められます。
赤帽の見積もりの仕組みを理解しておくことで、スムーズかつ納得のいく依頼が可能になります。
2. なぜ赤帽に見積もりを取る人が増えているのか？
近年、赤帽への見積もり依頼が増えている背景には、さまざまな社会的な変化があります。
ひとつは「単身者やミニマリストの増加」によって、小規模な引っ越し需要が伸びていること。大手業者に依頼するほどではないけれど、自力で運ぶのは難しい――そんな場面で赤帽の“軽トラック×1名体制”がちょうど良い選択肢になっています。
また、燃料費や人件費の高騰で、大手引っ越し業者の価格が上昇傾向にある中、赤帽のリーズナブルな料金体系に注目が集まっています。特に「距離や時間に応じた明瞭会計」「即日対応可」といった柔軟性が支持され、急な引っ越し・緊急配送を依頼する人も増えています。
手軽さとコスパのバランスを求める現代のニーズにマッチしているからこそ、赤帽は今あらためて注目を浴びているのです。
赤帽のメリットや特長は以下の記事でも記載していますのでご参照ください。
3. 赤帽で見積もりを取る方法
赤帽の見積もりは主に以下の4つの方法で取ることができます。
赤帽の公式サイトからエリアを選択する
電話での直接見積もり依頼
メールやフォームからの問い合わせ
引越し一括見積もりサイトを活用する
順番に解説します。
(1) 赤帽の公式サイトからエリアを選択する
赤帽は全国対応ですが、実際には各都道府県や地域の協同組合単位でドライバーが登録されています。まずは公式サイト（https://www.akabou.jp）にアクセスし、都道府県別に検索しましょう。
エリアを選ぶと、その地域で活動している赤帽ドライバーや営業所の一覧が表示されます。ここから直接電話やメールで問い合わせが可能です。
ポイント：
近隣の赤帽に連絡することで、移動コストが抑えられます。
複数の赤帽に問い合わせて、料金やサービスを比較するのがベストです。
東京エリアで赤帽をおすすめする理由は、以下の記事でもご紹介していますのでご参照ください。
(2) 電話での直接見積もり依頼
赤帽はWeb上で料金自動見積もりができるシステムを持っていない場合が多く、電話での見積もりが基本となります。電話の際は、以下の情報を事前に用意しておきましょう。
引っ越し日や配送希望日
出発地と到着地の住所
荷物の内容（ダンボール何箱、家電や家具の種類）
建物の階数やエレベーターの有無
これらを伝えることで、より正確な見積もりが出されます。
(3) メールやフォームからの問い合わせ
一部の赤帽事業者は、自社のホームページや問い合わせフォームを持っており、そこから見積もりを依頼できます。忙しくて電話できない方や、記録を残したい方には便利です。
注意点：
メールの場合、返信に時間がかかることもあるため、急ぎなら電話が無難です。
添付できるなら、荷物の写真を送るとよりスムーズです。
(4) 引っ越し一括見積もりサイトを利用する
「引越し侍」や「SUUMO引越し」などの一括見積もりサイトを使えば、赤帽を含む複数の業者から一度に見積もりを取ることが可能です。手間を減らしたい方には有効な手段です。
ただし、赤帽が対応していないケースもあるため、直接問い合わせるほうが確実な場合もあります。
4. 赤帽の料金体系について
赤帽の料金は、大手引っ越し業者とは異なり時間制・距離制がベースです。
【主な料金構成】
距離制運賃： 20kmまで基本料金5,500円＋超過分距離
時間制運賃： 2時間貸し切り（20km）まで5,500円（以降30分ごとに追加料金）
その他：
作業員追加料金（基本は1人対応）
高速料金・駐車場代は実費精算
夜間・早朝・繁忙期は割増あり
あくまで一般的な目安であり、ドライバーによって設定が異なるため、見積もりは必須です。
＊詳細はこちら
5. 見積もり前に確認しておくべきポイント
見積もり前に確認しておくべきポイントは主に3つです。
荷物のサイズと量
建物の条件
日程と時間帯
順番に見ていきましょう。
（1）荷物のサイズと量
軽トラックに積載できる量には限りがあります。赤帽のトラックには、ダンボールであればおよそ10～20箱、大型家電・家具は1～3点程度が目安です。
事前に荷物をリストアップしておくと正確な見積もりに繋がります。
（2）建物の条件
階段しかない集合住宅や搬入が難しい場所では、追加料金がかかる場合があります。ドライバーによっては作業を断ることもあるので、建物の状況を詳細に伝えましょう。
（3）日程と時間帯
平日昼間は比較的安く、土日祝・繁忙期（3月など）は割増になります。なるべく引っ越し閑散期（4～1月）や平日を選ぶと料金が抑えられます。
6. 赤帽で見積もりを取る際のコツ
赤帽で見積もりを取る際のコツは以下のとおりです。ご参照ください。
複数の赤帽業者に見積もりを依頼する 対応や価格は業者ごとに異なるため、相見積もりは必須です。
詳細な情報を伝える 「荷物の種類」「階数」「エレベーターの有無」などを具体的に伝えることで、追加料金のリスクを防げます。
メールやLINEのやり取りを残す 口頭だけでは誤解が生まれやすいため、文書で残しておくと安心です。
7. 赤帽を使うべきケースとは？
赤帽は以下のようなケースで特におすすめです。
単身引っ越しで荷物が少ない
家具1～2点だけ運びたい
緊急で即日配送したい
大手業者に断られたニッチな依頼
一方で、家族全員分の引っ越しや3LDK以上の荷物量には不向きです。その場合は通常の引っ越し業者を利用した方がスムーズです。
緊急で即日配送したい場合に赤帽がおすすめの理由は、以下の記事でも紹介しています。ご参照ください。
【まとめ】赤帽見積もり 失敗しないための確認リスト
赤帽は、柔軟かつ低価格な運送サービスとして非常に便利ですが、料金体系や対応が個別に異なるため、しっかりと見積もりを取り、事前に条件を確認することが成功のカギです。
見積もりの流れまとめ：
エリアの赤帽を検索
複数の業者に連絡（電話・メール）
荷物の詳細や条件を具体的に伝える
相見積もりで比較して依頼を決定
引っ越し費用を抑えたい方、小規模の配送ニーズがある方は、赤帽の見積もりからスタートしてみましょう。もし赤帽のご利用を検討される場合は、弊社赤帽プルミエカーゴにお気軽にご相談ください。
